スポンサーリンク
サードドア-精神的な資産のふやし方を読みました
『サードドア-精神的な資産のふやし方』を読みました。
本作では、著者のアレックス・バナヤンがビル・ゲイツ、スティーブン・スピルバーグ、スティーヴ・ウォズニアック、レディーガガなどといった成功者達へのインタビューを通して、成功者達と著者自身の「サードドア」について書いています。
この本はこんな方におすすめ
- 成功者のエピソードを知りたい
- 失敗続きでヘコんでいるので元気が欲しい
- 成功への抜け道を知りたい
要約
人生には3つのドアがある
著者のアレックス・バナヤンによると、人生には3つのドアがあるといいます。

ファーストドア
まずはファーストドア。
ファーストドアは、正面入り口つまり正攻法のことです。
99%の人は、疑いもなくその正面入り口に並び、正攻法を試そうとします。
セカンドドア
セカンドドアは、億万長者やセレブ、名家の後継ぎなどVIP専用の入り口です。
1%の人だけが使える黄金ルートです。
サードドア
そしてサードドアは、決められたレールに従わず、自分でやり方を見つけて成功した人たちのドアです。
つまり抜け道です。
著者は成功者達へのインタビューを通して、サードドアを突破した人達という共通項を見つけます。
ではそのサードドアとはどのように見つけるのでしょうか。
サードドアで成功する方法(ネタバレ有り)

この本では、著者自身が成功者へのインタビューというミッションを通してサードドアを見つけていく過程が描かれています。
実はサードドアは自分自身で見つけるもので、誰かのやり方を真似て見つけられるものではありません。
そのことは作中の著者の経験で語られます。
「伝説の聖杯のようなアドバイス」を探して成功者をインタビューしていた著者は、ビル・ゲイツのインタビューで、思わず聖杯を探してしまいます。
ところがゲイツが語る内容には、著者が思うような聖杯を見つけられず、インタビュー中にパニックになってしまいます。
ゲイツは著者が思うような「伝説の聖杯のようなアドバイス」ではなく、ゲイツなりの筋の通った話をしてくれたのです。
しかしインタビューをしている当時の著者にはまだ分からないのです。
成功の仕方は人それぞれであり、型にはまったアドバイスやノウハウを聞こうとしても意味がないのだと。
著者は失敗しても、そこから学びを得てサードドアの存在や、自分の可能性を信じることの大切さに気づきます。
著者が失敗して学びを重ねていく過程は、読者の私にも多くの気づきを与えてくれました。
失敗を通して、自分で学び自分を信じてやり方を見つけることが、サードドアを開く方法なのです。
その過程は辛く、苦しいです。
だからこそ、99%の人はファーストドアを選びます。
スポンサーリンク
感想
本作を通して、サードドアの存在に気づかされた

私は誰かの成功体験を読んだとき、その成功者のやり方を真似すれば自分も成功できるのでは!?という甘い幻想を抱いていました。
しかし、それではサードドアは開けないのです。
誰かの真似をしたところで、「抜け道」ではないからです。
本作を読むまでの私はサードドアという概念をもたず、ファーストドアに並ぶ99%の中の1人でした。
ところが本作を読んだ後、サードドアを開く人間になりたいと思いました。
自分の可能性を信じ、自分を信じて突破口を見つけることがサードドアを開く方法ならば、何回失敗してでもそこから起き上がってサードドアを開きたいです。
まとめ
サードドアは小さな選択の積み重ね
ビル・ゲイツやビル・ゲイツ、スティーブン・スピルバーグ、スティーヴ・ウォズニアック、レディーガガ、クインシー・ジョーンズといった成功者たちのインタビューシーンでは、彼ら自身の「サードドア」を知ることができます。
そこから分かるのは、小さな選択の積み重ねがサードドアを開くきっかけになるということです。
成功者達にとっての「サードドア」は、一見些細な選択ですが、その後の人生を変える大事な選択になるのです。

例えば、スティーヴン・スピルバーグがユニバーサル・スタジオと契約を結ぶきっかけになったのは、ユニバーサル・スタジオのツアーバスから飛び降りて、ユニバーサル・スタジオに忍び込んだことです。
当時なんのコネクションもなかったスピルバーグは、この些細な選択からユニバーサル・スタジオととうとう契約まで漕ぎつけます。
成功者達は、こうして小さな選択を積み重ねて「サードドア」を開いています。
全ての出来事は繋がっているということです。
自分の選択を積み重ねていって、「サードドア」を開いていきたいですね。
スポンサーリンク
コメントを残す